待遇がいいところも結構ある人材派遣業界のメリットについて

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派遣先と派遣元 労働者への責任はどちらか

人材派遣業を行う際に気になるのが、派遣する労働者との関係だと思います。一般的な雇用関係では、雇い主である会社と労働者との関係ですが、人材派遣を行う際は、派遣元の会社、派遣先の会社と雇い主側の立場が二つ出てきます。どちらが賃金支払いや社会保険などの義務や責任を負うのかここでは確認していきます。人材派遣の場合、人材派遣業を行う派遣元の会社が労働者と雇用契約を締結します。
そのため、賃金支払い義務も派遣元の会社にあります。したがって、当然ですが、派遣先の会社から派遣元は派遣代を受け取ることができなくても賃金は支払わなければなりません。社会保険に関しても、派遣元の会社で加入することになります。ここで注意が必要なのが労働災害です。派遣先で安全対策に不備があって、派遣労働者が怪我があった場合も、派遣元の労働保険を使う必要があります。
もちろん、派遣元が賠償金を支払うなどした場合、派遣先に請求することも法的にはできますが、制度としてあるわけではなく、話し合いや裁判などによることになります。尚、年次有給休暇の付与や休業にともなう休業手当の支給も派遣元が行います。安全に作業するための対策や労働者の衛生や健康に対する対策は、原則として派遣元が責任を負いますが、一部の規定では派遣先が責任を負うことになっています。